鵞足炎

鵞足炎（がそくえん）とは

鵞足炎とは、膝の内側（お皿から指3本分ほど下のスネの内側）にある腱の付着部が炎症を起こしている状態です。

ここは、太ももの裏や内側から伸びる3つの筋肉（縫工筋、薄筋、半腱様筋）が束になって骨にくっついている場所で、その形が「ガチョウの足（鵞足）」に似ていることからこの名前がついています。

ランニングや膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで、腱と骨、あるいは腱同士が擦れ合って痛みが発生します。

この症状に悩む人が日本にどのくらいいるか

鵞足炎単独の正確な公的統計はありませんが、厚生労働省などのデータに基づく「変形性膝関節症」の自覚症状がある患者数は約1,000万人、潜在的な患者数は約3,000万人と言われています。

研究データによると、この変形性膝関節症の患者のうち、約30％〜60％が「鵞足炎」の症状を併発しているという報告があります。

初期は運動時のみの痛みですが、放置すると炎症が慢性化し、組織が癒着して硬くなります。次第に安静にしていてもズキズキと痛むようになり、日常生活の歩行すら困難になります。

最悪の場合、痛みをかばう不自然な歩き方が続くことで膝関節自体の変形（変形性膝関節症）を急速に進行させたり、半月板損傷を誘発したりするリスクがあります。

最終的には、本来なら回避できたはずの人工関節手術が必要になる未来も考えられます。

鵞足炎の原因

開院以来、当院には鵞足炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、鵞足炎の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑にからみあっているということです。

鵞足炎の根本原因として次のものが挙げられます。

鵞足炎はこのように複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、骨盤の歪みや足首の不安定性により、膝の内側に過剰な引っ張りストレスがかかり続け、炎症が起きて痛みを引き起こします。それは人によって違い、単に安静にしたり湿布を貼るだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには丁寧な検査と分析がとても大切です。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。鵞足炎でお困りなら経験豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

鵞足炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静指示のデメリット

ただ休むだけでは筋力が低下し、復帰した際に以前より膝が不安定になり、再発を繰り返す悪循環に陥りやすいです。

薬物療法・注射のデメリット

痛みを一時的に麻痺させているだけであり、痛みを引き起こしている「体の使い方」や「構造的な問題」は解決していないため、薬が切れると痛みが戻ります。

物理療法のデメリット

患部だけの治療に留まることが多く、痛みの根本原因である股関節や足首、骨盤の連動性の悪さが見過ごされがちです。

鵞足炎を改善するために

鵞足炎は原因が一人ひとり違うため、まずは丁寧な問診と検査が欠かせません。

当院では、医師と連携した独自の検査で体と心の状態を細かく分析し、鵞足炎の原因を5種類の独自検査を通じて明らかにします。

原因を取り違えていれば一時的に良くなったとしても根本から改善することはないからです。

鵞足炎を改善するには、炎症部位だけでなく骨盤や足首を含めた全身のバランスを整えることが重要です。

その為、当院では自律神経を測定する検査で、鵞足炎の原因を見つけ出します。そして、明確な根拠を説明させて頂き、あなたの状態に合わせた最適な施術計画をご提示させていただき計画的に施術を進めていきます。

さらに鵞足炎を引き起こしたフォームの癖、身体の使い方、靴の選び方を含めて指導を行うことで再発しないようにサポートさせて頂きます。

当院の特徴

国家資格歴30年以上の経歴を持つ院長が、初回検査から最後まで院長が一貫して責任を持って担当しますのでご安心ください。

さらに、医師と連携した科学的な分析から根本原因を特定し、15万件を超える臨床例と医師との連携を活かした最短改善プランをご提案させて頂きます。整体や鍼灸を組み合わせ、鵞足炎を最短で改善に導きます。

当院では、鵞足炎だけを診るのではなく体全身からメンタル状態までを診ていくことで施術実績を上げてきました。

身体と心の両面からアプローチし、再発予防まで考えた整体・鍼灸で、あなたの思いきり楽しめる毎日をサポートします。

多くの病院や整体やマッサージを試しても効果が出なかった方も諦めずにご相談ください。

安城駅から徒歩3分、通いやすさにもこだわった環境で、女性やお子様連れも安心して通える環境を整えています。

鵞足炎のQ＆A

鵞足炎は自然に治りますか？

軽度であれば2週間ほどの安静で痛みは引きます。しかし、なぜそこに負担がかかったのかという「原因」を解決しない限り、運動を再開すれば高確率で再発します。繰り返すと難治性になるため早めのケアが重要です。

鵞足炎の人が絶対にやってはいけないことは何ですか？

痛みを我慢して走り続けることです。「走って治す」は鵞足炎には通用しません。また、痛みの出る方向へ無理やり伸ばす強いストレッチも、炎症を起こしている腱をさらに傷つけるためNGです。

変形性膝関節症と鵞足炎の違いは何ですか？

変形性膝関節症は関節の「中（軟骨や骨）」の問題ですが、鵞足炎は関節の「外（腱や筋肉）」の問題です。ただし、変形性膝関節症の方は膝が不安定で鵞足に負担がかかりやすく、併発している方が非常に多いです。

温めたほうがいいですか？冷やしたほうがいいですか？

ズキズキと熱を持っている急性期や運動直後は「アイシング」で冷やしてください。慢性的になり、重だるい痛みやこわばりがある場合は、お風呂などで「温めて」血流を良くする方が回復が早まります。

手術をしなくても完治しますか？

鵞足炎自体で手術になることは稀で、適切な施術と運動療法で改善します。ただ、放置して変形性膝関節症が重度になると手術が必要になります。手術を避けたいなら今すぐ保存療法で根本改善しましょう。

鵞足炎で悩まされていた皆さまも、当院で疲労回復整体・鍼灸の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自律神経を測定する検査と疲労回復整体・鍼灸の施術は鵞足炎と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

鵞足炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。あなたが心身ともに健やかな毎日を取り戻して、人生がより豊かになるように全力でサポートいたします。

一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

大好きなマラソンがまた走れるようになりました

手術しかないと言われた膝の痛みが楽に

注射でも治らなかった痛みが改善しました